Canon TypeCraftからTTEditへの移行方法

Canon TypeCraftは、ファイル拡張子.outのファイルを作成し、そのファイルを元にTrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)やフォントにリンクする外字ファイル(ファイル拡張子.TTS)を作成します。

TTEditは、TrueTypeフォントやフォントにリンクする外字ファイルを直接開いて編集します。

ただし、TypeCraftが作成したTrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)やフォントにリンクする外字ファイル(ファイル拡張子.TTS)は、TTEditで修正保存することができないため、TTEdit用のファイルに変換する必要があります。

この変換はTTEditの[ファイル]メニューにある[一括コピー]で行います。

以下、その手順を説明します。

  1. TTEditの[ファイル]メニューから[一括コピー]を選択します。
    「一括コピー」ダイアログが表示されます。
  2. [コピー元ファイル]にある[...]ボタンをクリックします。

    「コピー元ファイル」の選択ダイアログが表示されます。
  3. フォントにリンクする外字ファイル(ファイル拡張子.TTS)を変換する場合は、[ファイルの種類]ドロップダウンリストから「すべてのファイル(*.*)」を選択します。
    TrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)を変換する場合は、「TrueTypeフォントファイル(*.ttf;*.ttc)」のままで構いません。
  4. TypeCraftで作成したファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
    ここでファイル拡張子.outのファイルを選択しないように注意してください。選択するのはTrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)やフォントにリンクする外字ファイル(ファイル拡張子.TTS)です。
    [コピー元ファイル]に選択したファイルが表示されます。
  5. フォントにリンクする外字ファイルを変換する場合は、[コピー先ファイル]にある[外字ファイル]チェックボックスをチェックします。

  6. [コピー先ファイル]にある[...]ボタンをクリックします。

    「コピー先ファイル」の選択ダイアログが表示されます。
  7. フォントにリンクする外字ファイルを変換する場合は、[ファイルの種類]ドロップダウンリストから「外字ファイル(*.tte)」を選択します。
    TrueTypeフォントを変換する場合は、「TrueTypeフォントファイル(*.ttf)」のままで構いません。
  8. 変換後のファイルを作成したいフォルダに移動します。
  9. ファイル名入力部分に、まだ存在しない新しいファイル名を入力し、[開く]ボタンをクリックします。

    [コピー先ファイル]に選択したファイルが表示されます。
  10. [すべての文字コード]および[コピー元と同じコードにコピーする]がチェックされていること、[コード種別]は[Unicode]が選択されていることを確認します。
  11. [OK]ボタンをクリックします。
  12. 進行状況のダイアログが表示され、ダイアログが閉じれば変換終了です。

フォントにリンクする外字ファイルの場合、上で作成された外字ファイルを、TTEdit[ファイル]メニューの[外字の作成]コマンドで表示される[外字のリンク]ダイアログでフォントにリンクしてください。

TypeCraftで作成されたファイルは仮想ボディの値(emサイズ)が800ですが、TTEditで作成されたファイルはデフォルトで1024です。そのため変換する時に誤差が生じます。仮想ボディの値を800の倍数にすれば変換誤差は生じないのですが、TrueTypeフォントの仕様では2の階乗にすると表示スピードが上がるとされているためTTEditではそのような値にしています。 「一括コピー」ダイアログにおける[コピー先フォントメトリクス]の[仮想ボディ]の値を2048や4096にすれば多少誤差は小さくなるので気になる場合は1024から変更してください。

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