Canon TypeCraftは、ファイル拡張子.outのファイルを作成し、そのファイルを元にTrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)やフォントにリンクする外字ファイル(ファイル拡張子.TTS)を作成します。
TTEditは、TrueTypeフォントやフォントにリンクする外字ファイルを直接開いて編集します。
ただし、TypeCraftが作成したTrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)やフォントにリンクする外字ファイル(ファイル拡張子.TTS)は、TTEditで修正保存することができないため、TTEdit用のファイルに変換する必要があります。
この変換はTTEditの[ファイル]メニューにある[一括コピー]で行います。
以下、その手順を説明します。

TrueTypeフォント(ファイル拡張子.TTF)を変換する場合は、「TrueTypeフォントファイル(*.ttf;*.ttc)」のままで構いません。


TrueTypeフォントを変換する場合は、「TrueTypeフォントファイル(*.ttf)」のままで構いません。

フォントにリンクする外字ファイルの場合、上で作成された外字ファイルを、TTEdit[ファイル]メニューの[外字の作成]コマンドで表示される[外字のリンク]ダイアログでフォントにリンクしてください。
TypeCraftで作成されたファイルは仮想ボディの値(emサイズ)が800ですが、TTEditで作成されたファイルはデフォルトで1024です。そのため変換する時に誤差が生じます。仮想ボディの値を800の倍数にすれば変換誤差は生じないのですが、TrueTypeフォントの仕様では2の階乗にすると表示スピードが上がるとされているためTTEditではそのような値にしています。 「一括コピー」ダイアログにおける[コピー先フォントメトリクス]の[仮想ボディ]の値を2048や4096にすれば多少誤差は小さくなるので気になる場合は1024から変更してください。

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